2015年4月にオープンした成田国際空港のLCC専用第3ターミナルは、オープンから2年半が経過し、予想を上回るLCCの成長で利用者数が増加しています。
時間帯によっては手続き待ちの行列ができるなど混雑が発生しており、これを解消するためにターミナルの機能を強化を実施します。
・到着ロビー増築で出発動線と到着動線を分離
現状は到着した方が出発ロビーを通過する構造で、混雑の原因となっています。
これを解消するため、2019年夏までに到着ロビーを増築し、出発動線と到着動線の分離を図ります。
また、増築する到着ロビーはターミナル連絡バス乗降場と直結されます。
・スマートセキュリティの導入
より高度で効率的な保安検査機器(スマートセキュリティ)を2019年度末までに導入します。
これにより、保安検査の手続きにかかる時間を短縮することができます。
・インラインスクリーニングシステムの導入
現在手作業で行っているX線検査装置にかわり、手荷物搬送システムと検査機器を一体化したインラインスクリーニングシステムを2019年度末までに導入します。
これにより、チェックイン手続きにかかる時間が短縮され、より高度なセキュリティレベルの確保が両立されます。