LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略で、日本語では格安航空会社を意味します。
格安航空は世界では1970年代ごろから広まっていきましたが、日本では2012年にようやくPeach(ピーチ)、Jetstar(ジェットスター)、AirAsia(エアアジア)のLCC3社が就航し、LCC元年となりました。
日本にはこれまで、格安とは言えないまでも、スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア、エアドゥなど大手より安い航空会社はありました。
しかし、それでもANA(全日空)とJAL(日本航空)の2大航空会社を利用する人が多かったと思います。
その理由としては、ANAとJAL以外の存在があまり知られていないという事と、価格差がそれほどないならば大手に乗るという運賃とイメージのバランスがありました。
そのような状況の中、日本にもピーチ、ジェットスター、エアアジアの本格LCC3社が就航し、格安の運賃ですぐに高い搭乗率を記録しました。
各LCCの運賃例は、東京⇔札幌線が片道約5,000円、大阪⇔札幌線が片道約4,500円、東京⇔那覇線が片道約5,500円となっており、これまでの運賃の半額以下と常識を覆す安さです。
各社不定期に行うセールではさらに安い航空券も登場し、そのお得さとイベント感は今までの日本航空業界にはなかった楽しみを提供してくれています。
今後ますます広まっていくであろうLCCに、これからも期待せずにはいられません。